ちょくルート Magazine

TOP > 連載 >
  • 2018/06/20
  • ちょくマガ編集部

第5回 ちょくルート採用を実践してみよう「自社採用サイトを作ろう」

このエントリーをはてなブックマークに追加

scene:017 「採用資産を探そう」

お酒を飲みつつも、しっかり論理的に説明してくれる片岡先輩。一方の山田くんも、ここまで何度も先輩のレクチャーを受けてきたからか、(日本酒でだいぶ気持ちよくなってきているのにも関わらず)理解度が深まってきた気がします。ここで、先輩とは顔見知りらしい女将さんが、「なんだか難しそうな話をしてらっしゃいますねえ」と話しかけてきました。先輩は「かわいい後輩にいろいろ教えてあげないとね」と笑います。

山田くん 先輩、あらためてありがとうございます。ほんといろいろ教えてもらっちゃって。


片岡先輩 いやいや。こうして山田に話して聞かせることで、頭の中が整理される感じがしてるんだ。こちらこそ感謝したいくらいだよ。


山田くん 先輩……


片岡先輩 まあ、あんまり気にするな。次は何だっけ?


山田くん 競合分析の話でしたから、次はさすがに、サイト構築のフェーズですかね。


片岡先輩 そうだね。あ、でも……もうひとつ。


山田くん 何です?


片岡先輩 さっきの競合分析のところで、できれば「採用資産」がないかをチェックしてもらいたい。


山田くん 採用資産?

片岡先輩 うん、まあ、その言葉自体はいま考えついたんだけど、要するに「採用に使える資産はないか」を考えてほしいんだよ。


山田くん 先輩、さっぱりわかりません。


片岡先輩 うーん、例えばだな……前に俺が担当したクライアントが、コールセンターのスタッフ募集をすることになった。それまでずっと求人媒体を使ってたんだけど、なかなか効果が出ていなかったわけだ。


山田くん ふむ。


片岡先輩 で、うちに相談があって、じゃあちょくルートやりましょう、という話にはなったんだけど、ちょっと待てよと。


山田くん なんですか?


片岡先輩 その会社は、オンラインでの小売をしてたから、登録者が何千人といるわけだよ。普段、そこの会社の商品を買ってくれているお客さんの情報がね。

山田くん はい。でもそれが?


片岡先輩 お客さんに対して送ってるメールマガジンに、「スタッフ募集」の情報を載せたらいいじゃないかって気付いた。もしかしたらお客さんの中に、「やりたい!」って人がいるかもしれない。


山田くん なるほど!


片岡先輩 しかもこのやり方なら、Indeedやリスティング広告に予算を割くこともない。


山田くん そうか。確かに。


片岡先輩 これが採用資産、ということ。もう一つ例を上げれば、某大手ファストフード店のスタッフ募集。この会社でいちばん応募効果を出してる媒体って、実は店舗にかかってるスタッフ募集の垂れ幕なんだよ。


山田くん あっ、それ、見たことありますよ。確かにかかってます。


片岡先輩 うん。何となくみんな見てるんだよな。普段から使ってるお店で、どんな人が働いてるかもなんとなく見えるし、垂れ幕にデカデカと時給も書いてある。店舗、つまり職場自体を媒体にしてるわけで、実はものすごい情報量なんだよね。


山田くん 確かに……考えてみるとすごい話ですね。

片岡先輩 その「垂れ幕」も、採用資産。まあ、より正確に言えば資産は「多くのお客さんを集めることができる店舗」なんだけど。


山田くん ちょっと目からウロコです。


片岡先輩 まあそういう感じで、何か採用に使える資産がないかをチェックしてみること。今の時代なら、SNSのフォロワーを持ってるとか、社員の中に「インフルエンサー」がいるとか、ブログのPVが半端ないとか、そういうネット系の集客力も、大いに活用すべきだろうね。社長が本を出してるとか、テレビに出てるとか、そういうのも資産だ。


山田くん そうですね。そういうのも採用に使えるんだ。


片岡先輩 そう。それで、受け皿としての自社採用サイトがある、と。ブログでも本でもSNSでも何でも、「応募はコチラから」って、自社採用サイトのURL、あるいはQRコードを載せておけばいい。


山田くん そっか。別にIndeedだけで集客しなきゃいけない、ってことじゃないのか。


片岡先輩 そう! いい気付きだ。俺たちが求めているのは「応募」あるいは「採用」であって、それを得る手段は別になんだっていいんだよ。そこに気付けるかどうかは、けっこう重要なポイントだ。


山田くん やった。褒められた。


片岡先輩 それをわかってるディレクターがいると、本当に伸びるよ。


山田くん ああ! こないだ言ってた「外向き」の話ですね。すごくしっくり来ました。

求人・採用に関すること、まるごと相談にのります!

採用でお悩みのご担当者様、
どんなことでもお気軽にお問い合わせください。

採用業界の最新情報をお届けします!

人気記事

もっと見る